関西大学文学部(デイタイム・コース) 藝術学b 2005年度秋学期
西洋音楽史: 古典派−現代
【講義概要】
いわゆる「古典派」(18世紀中庸)から現代に至るヨーロッパ世界の音楽の歩みを、各時代の音楽的特質を捉えつつ、またその背景となる思想や歴史にも着目して講述する。講義では作品を通して具体的に考察するために音楽作品の実例を可能な限り数多く参照していきたい。
【授業計画】
1 「古典派」の音楽
(1) 18世紀音楽の転換:シンフォニーとソナタの誕生
(2) 音楽と修辞学:ソナタ形式
(3) 模倣と着想:モーツァルト
(4) 器楽の思想:ベートーヴェン
2 「ロマン派」の音楽
(1) 歌曲の表現領域:シューベルト
(2) ピアノ音楽の発展:シューマン、ショパン
(3) モティーフと心理描写:ワーグナー
(4) 歌謡の語法:ブラームス
3 現代の音楽
(1) 「西洋」への反逆:サティ
(2) 黒人音楽との出会い:ブルース、ジャズ
(3) 20世紀後半の潮流
【評価の方法】
定期試験(論文)の成績で評価する。
【教科書】
田村和紀夫 『名曲が語る音楽史』 音楽之友社、2000
【参考文献】
講義中に適宜指示する。
【備考】
受講には中学・高校程度の簡単な音楽(楽典)の知識が必要であるが、必要に応じて講義中に解説する。
また、和声の基礎知識については教科書巻末(pp.198-199)の解説も参照されたい。